第18回POGメニュー

HOME >

第18回POG 新種牡馬(外国馬)

コンデュイット 世界を又にかけたステイヤー
*コンデュイット
Conduit
血統登録数:88頭
2005年 アイルランド産
栗毛
Dalakhani Darshaan Mill Reef
Delsy
Daltawa Miswaki
Damana
Well Head Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
River Dancer Irish River
Dancing Shadow
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
普通~晩成 中~長距離

<戦績>

15戦7勝

<成績>

1着-BCターフ(GI)2回、キングジョージⅥ世&クインエリザベスII世S(GI)、英セントレジャー(GI)

<解説>

 英セントレジャーでGI初制覇すると、BCターフも快勝し、エクリプス賞を受賞しました。4歳時は、”キングジョージ”を制し、史上2頭目のBCターフ連覇を達成しました。ジャパンカップに来日し、ウオッカの4着と活躍しました。

 

 ダラカニとサドラーズウェルズとステイヤー配合。実績的にも長距離が中心。しかし、ジャパンカップでも4着と好走しているように、日本の馬場に合わないということはなさそうです。ただ、同じダルシャーンの系統のコタシャーンが大失敗しているのは気掛かり。繁殖レベルはかなり良いので、面白そうです。

写真 すでに孫世代が活躍
*ヨハネスブルグ
Johannesburg
血統登録数:83頭
1999年 アメリカ産
鹿毛
*ヘネシー Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Island Kitty Hawaii
T.C. Kitten
Myth *オジジアン Damascus
Gonfalcon
Yarn Mr.Prospector
Narrate
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
早熟 マイル

<戦績>

10戦7勝

<成績>

1着-BCジュベナイル(GI)、ミドルパークS(GI)、モルニ賞(GI)、フィーニクスS(GI)

<解説>

 アイルランドでデビューし、6戦6勝で欧州2歳チャンピオンに輝き、更にアメリカに渡りBCジュベナイルも制し、アラジ以来の欧州・米国2歳チャンピオンになりました。しかし、3歳時は全く勝てず3戦して引退となりました。

 

 2歳時に負け無しで3歳時に全く勝てないという超早熟馬でしたが、種牡馬として、アメリカだけでなくオーストラリアでも活躍馬を出しています。また、産駒のスキャットダディからも活躍馬を出して、父系が発展しつつあります。父ヘネシー、母の父オジジアン共に輸入種牡馬ですし、成功する可能性は十分。

写真 オーストラリアでGI馬も輩出
*コマンズ
Commands
血統登録数:50頭
1996年 オーストラリア産
鹿毛
*デインヒル Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Razyana His Majesty
Spring Adieu
Cotehele House My Swanee Petition
Grey Rhythm
Eight Carat Piece of Eight
Klairessa

<戦績>

15戦4勝

<成績>

1着-STCミサイルS(GIII)

<解説>

 競走成績としては、GIIIを1勝した程度ですが、全兄デーンウィンはオーストラリアのGI馬でジャパンカップにも来日した名馬ということで種牡馬入りしました。オーストラリアでもGI馬を輩出し、かなり期待の寄せられる馬です。ただ、ロックオブジブラルタルを始め、デインヒル系の種牡馬が日本では失敗傾向に見られるので、その辺は気掛かり。

写真 種付け数は年々増加
*パイロ
Pyro
血統登録数:48頭
2005年 アメリカ産
黒鹿毛
Pulpit A.P.Indy Seattle Slew
Weekend Surprise
Preach Mr.Prospector
Narrate
Wild Vision Wild Again Icecapade
Bushel-n-Peck
Carol's Wonder Pass the Tab
Carols Chrismas

<戦績>

17戦5勝

<成績>

フォアゴーS(GI)、ルイジアナダービー(GII) 2着-BCジュベナイル(GI)など

<解説>

 プルピット直仔のタピットから、テスタマッタが出たこともあり、ここ3年は種付け数が増加しています。バリバリのダート血統ですが、日本での活躍馬も多いですし、面白い馬かもしれませんね。

写真 2000年代欧州最強馬
Sea The Stars
シーザスターズ
2006年 アイルランド産
鹿毛
Cape Cross Green Desert Danzig
Foreign Courier
Park Appeal Ahonorra
Balidaress
Urban Sea Miswaki Mr.Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
普通 中距離

<戦績>

9戦8勝

<成績>

1着-英ダービー(GI)、英2000ギニー(GI)、凱旋門賞(GI)、エクリプスS(GI)、インターナショナルS(GI)、愛チャンピオンS(GI)

<解説>

 デビュー戦こそ4着に敗れるものの、2歳の9月にはGIIを制覇。3歳になると無敵の快進撃が始まります。英2000ギニーでは6番人気と低評価も快勝、続く英ダービーも人気に応えて快勝し、ナシュワン以来の久々の英2冠を達成しました。次戦からは古馬と混じってのレースになりますが勢いは全く衰えず、引退レースとなった凱旋門賞まで一気に連勝。結局負けたのはデビュー戦のみで、レイティング的にも2000年代のヨーロッパ最強馬の称号を手にしました。

 

 父ケープクロスは、短距離血統ですが英オークスやBCフィリー&メアターフを制した名牝・ウィジャボードのようなステイヤーも輩出。母の父としても、日本ダービーを制したロジユニヴァースを出しています。母系は超一流。母アーバンシーが凱旋門賞馬で、半兄・ガリレオは英ダービーやキングジョージを制した名馬で父としても今世紀欧州最強馬と呼ばれたフランケルを輩出。更に伯父・キングズベストからはエイシンフラッシュも出していて、種牡馬としての期待は非常に高い馬と思います。