着順 | 馬番 | 馬名 | タイム | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
1着 | [12] | オルフェーヴル | 2.00.6 | 池添 | (4) |
2着 | [4] | サダムパテック | 3 | 岩田 | (1) |
3着 | [2] | ダノンバラード | 1 1/4 | 武豊 | (8) |
4着 | [15] | デボネア | 3/4 | 佐藤 | (14) |
5着 | [5] | ナカヤマナイト | 1/2 | 柴田善 | (2) |
単勝:[12] 1,080円
馬連:[4][12] 1,260円 馬単:[12][4] 3,740円
3連複:[2][4][12] 9,220円
3連単:[12][4][2] 55,450円
東日本大震災の影響により1988年以来、23年ぶりに東京競馬場で開催された今年の皐月賞。
前走の弥生賞で復権したサダムパッテクが1番人気。鞍上・岩田騎手は皐月賞3連覇に臨みます。2番人気に共同通信杯を勝利したナカヤマナイト、3番人気にはホープフルSを勝ちスプリングSで2着したベルシャザール(POG馬)、4番人気にはスプリングSを快勝した良血馬・オルフェーヴル(POG馬)、5番人気にはきさらぎ賞を勝利したトーセンラー(POG馬)が推されていました。その他、当POGから若葉Sを勝利したダノンミルとその2着馬・カフナ、ラジオNIKKEI杯の勝ち馬・ダノンバラード、若駒Sを勝利したリベルタス、弥生賞2着のプレイ、京成杯2着のデボネア、そしてニュージーランドTを人気薄で勝利したエイシンオスマンが出走。計10頭も出走してきました。
レースでは、エイシンオスマンが後続を離す逃げを打ちます。出負けしたものの盛り返してベルシャザールが2番手。スプリングS3着のステラロッサ、プレイ、ダノンバラード、カフナが好位。ダノンミル、ナカヤマナイト、サダムパテック、フェイトフルウォーは中位前目、オルフェーヴルとリベルタスは中位後ろ目。トーセンラー、デボネア、アーリントンC勝ちのノーザンリバー、札幌2歳Sの勝ち馬・オールアズワンが後方からの競馬を進めていました。
直線、逃げるエイシンオスマンに向けてベルシャザール、プレイらが並びかけるもあまり伸び脚がありません。残り300m付近でオルフェーヴルが馬群の間を割って一気に抜け出してきます。その後ろからサダムパテック、好位にいたダノンバラード、ナカヤマナイト、更に後方からデボネアやトーセンラーなども伸びてきますが、抜け出したオルフェーヴルは後続に3馬身差をつけ、先頭でゴールイン!!サダムパテックは2着になり、岩田騎手は3連覇ならず。ダノンバラードは共同通信杯惨敗から巻き返して3着に入りました。
3番人気に推されたへぼまさのPO馬・ベルシャザールは、更に失速し11着と大敗しました。共同通信杯でも4着に敗れているように、基本左回りは向いていないのかもしれません。この分ではダービーは厳しい結果が待っているかも。へぼまさのGI制覇の道は依然として遠いですねぇ(泣)。
勝ったオルフェーヴルは、栗東・池江泰寿厩舎の牡馬。父がステイゴールド、母がオリエンタルアートという血統。全兄にはグランプリ春秋連覇のドリームジャーニーがいます。そのドリームジャーニーが成し遂げられなかったクラシック制覇を見事弟が成し遂げました。新潟のデビュー戦でゴール入線後に騎手を振り落としたり、京王杯では折り合い欠いて惨敗するなど、気性面そして左回りに課題を抱えていましたが、鞍上・池添謙一騎手が一つ一つ教え込み、それが大舞台で結実した感じですね。ダービーでも期待ですね。
POのプーニーさん、showchiさん、今回の勝利本当におめでとうございます!!
着順 | 馬番 | 馬名 | タイム | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
1着 | [8] | バウンシーチューン | 2.03.3 | 三浦 | (9) |
2着 | [1] | マイネソルシエール | アタマ | 柴田大 | (15) |
3着 | [5] | ピュアブリーゼ | クビ | 内田 | (3) |
4着 | [14] | ハッピーグラス | 1/2 | 松田 | (8) |
5着 | [13] | マイネイサベル | 3/4 | 松岡 | (2) |
単勝:[8] 2,690円
馬連:[1][8] 103,540円 馬単:[8][1] 161,550円
3連複:[1][5][8] 179,170円
3連単:[8][1][5] 1,131,690円
桜花賞で7着と敗退した良血馬・ダンスファンタジア(POG馬)が1番人気、新潟2歳Sの覇者・マイネイサベルが2番人気、1勝馬ながら常に上位で安定しているピュアブリーゼが3番人気、フラワーCで3着したマヒナが4番人気に推されていました。その他、当POGからアドマイヤグルーヴの仔・アドマイヤセプター、ウオッカの全妹・セレブリティ、エリモエクセルの仔・リトルダーリン、マリアビスティーが出走してきました。
レースでは人気薄のカトルズリップスがハナを切ります。セレブリティが2番手、アドマイヤセプター、ピュアブリーゼが好位。ダンスファンタジアは中位で待機。今回は折り合いはまずまず。マイネイサベル、マヒナは後方。出遅れたリトルダーリン、マリアビスティーが最後方からの競馬をしていました。
直線、カトルズリップスが粘るも一杯、アドマイヤセプター、セレブリティーも伸びがありません。ダンスファンタジアも中位で全く伸びがなく後退加減。代わって好位のピュアブリーゼが脚を伸ばし、先頭を伺います。後ろからは外からバウンシーチューンとマイネイサベル、中からマイネソルシエール、ハッピーグラスも伸びてきます。残り100m辺りでピュアブリーゼが抜け出すものの、バウンシーチューン、マイネソルシエールがゴール前で抜け出し、外のバウンシーチューンがアタマ差制して1着。マイネイサベルは5着、アドマイヤセプターは11着、ダンスファンタジアは13着と敗退。3連単は113万の大波乱となりました。
勝ったバウンシーチューンは、美浦・田島俊明厩舎の牝馬。父がステイゴールド、母がリーインフォレストという血統。半兄には福島テレビオープンを勝ったカネトシツヨシオーがいます。デビュー戦は11番人気と評価が低かったものの僅差の3着。4戦目で初勝利し、連勝で重賞も制しました。戦ったメンバーはそれほど強くはなかったかもしれませんが、未だ掲示板を外していない安定株。血統的にもオークスでは怖いですね。
着順 | 馬番 | 馬名 | タイム | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
1着 | [15] | ツルマルレオン | 1.22.0 | 小牧 | (1) |
2着 | [6] | ミヤジエムジェイ | 3/4 | 安藤光 | (11) |
3着 | [7] | ファーマクリーム | 1/2 | 松田 | (17) |
4着 | [14] | タガノロックオン | クビ | 田辺 | (13) |
5着 | [4] | エーシンハーバー | クビ | 藤岡佑 | (6) |
単勝:[15] 350円
馬連:[6][15] 6,580円 馬単:[15][6] 10,250円
3連複:[6][7][15] 415,650円
3連単:[15][6][7] 1,649,530円
前走距離短縮で鋭い脚を使って快勝したツルマルレオンが1番人気、不完全燃焼のレースが続くものの1400mが得意のラトルスネークが2番人気、ディープインパクト産駒・アルティシムスが3番人気、はなのき賞を快勝した九州産馬・メモリアルイヤーが4番人気に推されていました。
レースでは、テイクアベットとメモリアルイヤーが先行します。ラトルスネーク、桜花賞TR3着のエーシンハーバーが好位、デイリー杯2着のアドマイヤサガスが中位から後方にかけての位置、ツルマルレオン、アルティシムスが後方からの競馬をしていました。
直線、メモリアルイヤーが抜け出すものの、内からラトルスネーク、外からエーシンハーバー、ミヤジエムジェイ、ファーマクリームなど後続が殺到してきます。一方、1番人気・ツルマルレオンは大外に持ち出さす、馬群の中に突っ込み、その間をスルスルと割って伸びてきます。そして残り50m辺りでツルマルレオンが一気に突き抜けて、ミヤジエムジェイ以下に3/4馬身つけて快勝。まさにゴボウ抜きといった感じの競馬でした。1着馬は1番人気だったものの、2着3着馬は人気薄が入り、3連単は164万の大波乱になりました。アルティシムスは13着と大敗。
勝ったツルマルレオンは、栗東・橋口弘次郎厩舎の牡馬。父がハーツクライ、母がカストリアという血統。新馬戦は、ベルシャザールの僅差の3着、2走目の未勝利戦はレッドデイヴィスの3着と後のオープン馬相手に好走し、4戦目で初勝利。シンザン記念に出走するも7着に敗れて、前走では一気に距離短縮し1200mに出走。鋭い脚で強い競馬を見せてくれました。現状では1400m前後ぐらいが一番合っていそうですね。
着順 | 馬番 | 馬名 | タイム | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
1着 | [5] | ショウナンバーズ | 2.23.0 | 北村宏 | (3) |
2着 | [11] | マイネルメダリスト | 3/4 | 蛯名 | (2) |
3着 | [2] | メイショウトチワカ | 3 | 武豊 | (5) |
4着 | [8] | インプレザリオ | 3 | 内田 | (4) |
5着 | [6] | コウヨウレジェンド | 1/2 | 田中勝 | (8) |
2戦目の毎日杯で4着したエチゴイチエが1番人気、上位での安定株・マイネルメダリストが2番人気、前走500万で人気薄ながらも4着と逃げ粘ったショウナンバーズ(POG馬)が3番人気、インプレザリオ(POG馬)が4番人気に推されていました。その他、当POGからはメイショウトチワカ、レッドジョーカーが出走してきました。
レースでは、予想外、エチゴイチエがハナを切ります。ショウナンバーズが2番手、レッドジョーカーが3番手。インプレザリオは好位、メイショウトチワカは中位、マイネルメダリストは後方寄りの競馬をしていました。
直線、逃げるエチゴイチエにショウナンバーズが並びかけ、残り300m付近で交わして先頭に立ちます。後方からマイネルメダリスト、メイショウトチワカらが差を詰めてきますが、ショウナンバーズは完全にセーフティリードを取り、マイネルメダリストに3/4馬身差つけて快勝しました。逃げたエチゴイチエは8着と惨敗。結局、前走カーマインが勝った500万下に出ていた馬たちが1着~4着を独占しました。カーマインやヴァーゲンザイルなど青葉賞に出てくる馬も注意が必要ですね。
勝ったショウナンバーズは、美浦・国枝栄厩舎の牡馬。父がJCでも来日したドイツの名馬・タイガーヒル、母がショアーという血統の持ち込み馬です。2戦目で未勝利を脱出したものの、その後は結果が出ず、ダートにも一時転向しましたが、前走の好メンバーの揃った長距離戦で僅差の4着と粘り、今回は強い競馬で不振から脱却しました。ダービー出走までは苦しい賞金ですが、まだ日にちはありますし、注目が必要な馬でしょう。
POの政吉さん、勝利おめでとうございます!!
東日本大震災の影響で、長らく関東での競馬が開催できない状態でしたが、今週よりようやく復活ということになりました。しかし、生産界から残念なニュースが入ってきました。天皇賞・父仔3代制覇を成し遂げ、初の10億円ホースになったメジロマックイーン、初の牝馬3冠を達成したメジロラモーヌ、GI5勝を挙げた名牝・メジロドーベルなど数々の名馬を生産してきたメジロ牧場が解散するということです。GIは2000年の朝日杯3歳S(メジロベイリー)以来ありませんでしたし、重賞勝ちも2006年の小倉大賞典(メジロマイヤー)以来ないという状況で、近年の獲得賞金額もかなり少なくなっていて、へぼまさもかなり気にはなっていたのですが、とうとう解散ということになってしまいました。本当に残念でなりませんが、これも時代の流れということかもしれません。あとは残された競走馬たちが少しでもこの無念を晴らしてくれることを祈るばかりです。