前号← | 第49週号2011年5月21日(土)、22日(日) 第3回東京1日目・2日目、第3回京都9日目・10日目、第1回新潟9日目・10日目 作成日:2011年5月23日(月) 追記日:-- |
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着順 | 馬番 | 馬名 | タイム | 騎手 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
1着 | [4] | エリンコート | 2.25.7 | 後藤 | (7) |
2着 | [18] | ピュアブリーゼ | クビ | 柴田善 | (8) |
3着 | [12] | ホエールキャプチャ | ハナ | 池添 | (2) |
4着 | [9] | マルセリーナ | 2 1/2 | 安藤勝 | (1) |
5着 | [14] | スピードリッパー | クビ | 蛯名 | (14) |
単勝:[4] 3,720円
馬連:[4][18] 42,750円 馬単:[4][18] 104,460円
3連複:[4][12][18] 45,120円
3連単:[4][18][12] 548,190円
桜花賞を快勝し、昨年のアパパネに続く2冠を目指すマルセリーナ(POG馬)が1番人気、阪神JF、桜花賞と2着と僅差の競馬をしているホエールキャプチャが2番人気。オッズ的にもこの2頭が抜けた人気になっていました。離れた3番人気には、母娘3代オークス制覇を目指すグルヴェイグ(POG馬)、4番人気に桜花賞では6着に敗れたものの、能力の高いハブルバブルが推されていました。その他、当POGからはスイートピーS2着のシシリアンブリーズが出走。
レース直前になって、鉛色の空からは大粒の雨が降り出しました。ゲート開いてスタート。ホエールキャプチャがあおってしまい後方。大外枠に入った1勝馬・ピュアブリーゼが押してハナを切ります。シシリアンブリーズと阪神JF3着馬・ライステラスも押して2・3番手。少し馬群が切れて、ハブルバブル、忘れな草賞勝ち馬・エリンコートが中位。グルヴェイグ、マルセリーナ、ホエールキャプチャ、フローラS勝ち馬・バウンシーチューンは後方からの競馬をしていました。
直線、逃げたピュアブリーゼが後続を一旦突き放します。中位につけていたエリンコートとスピードリッパーが併せて伸びてきます。更に後ろからホエールキャプチャが馬群の間を割って伸びてきます。マルセリーナは外に持ち出して伸びてきてはいますが、前に届きそうにない感じ。真ん中のエリンコートが内にササりながらも、鋭く伸びてゴール前でピュアブリーゼを捉え、外から猛追してきたホエールキャプチャを抑えて1着でゴールイン。内にササった時にスピードリッパーに被害を与えましたが、審議の結果、到達順位通りに確定しました。勝ちタイム2分25秒7は、雨馬場ながらローブデコルテが勝った2007年に次ぐ速いものでした。
桜花賞馬・マルセリーナは、4着までが精一杯の内容。直前に降り出した大雨の影響もあったかもしれませんね。グルヴェイグは直線では全く伸びず14着、ハブルバブルも伸びず9着でした。
勝ったエリンコートは、栗東・笹田和秀厩舎の牝馬。父がマイルCS連覇など短距離で活躍したデュランダル、母がイタリア1000ギニーを勝っているエリンバードという血統。両親とも短距離という血統ながらオークス制覇とはなんとも...。鞍上・後藤浩輝騎手は初めてのクラシック制覇、笹田調教師も開業3年目で嬉しいGI初制覇となりました。忘れな草賞勝ち馬のオークス制覇は、チョウカイキャロル、エリモエクセル以来3頭目になります。
着順 | 馬番 | 馬名 | タイム | 騎手 | 人気 |
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1着 | [9] | アイアムアクトレス | 1.22.8 | 秋山 | (2) |
2着 | [14] | シゲルソウサイ | クビ | 幸 | (3) |
3着 | [11] | スノードラゴン | 2 1/2 | 佐藤 | (7) |
4着 | [12] | セイカプリコーン | ハナ | 和田 | (5) |
5着 | [1] | カラフルデイズ | 3/4 | 岩田 | (4) |
単勝:[9] 450円
馬連:[9][14] 1,440円 馬単:[9][14] 2,670円
3連複:[9][11][14] 7,920円
3連単:[9][14][11] 37,940円
今年も中京競馬場が工事の為、京都競馬場で開催。昨年と違って、1400mで行われ、いぶき賞などと違う感じのメンバーが揃いましたが、残念ながら当POGからの出走はありませんでした。。1番人気には、ヒヤシンスS2着、いぶき賞3着のシルクシュナイダー、2番人気には1400mダートで連勝している牝馬・アイアムアクトレス、3番人気はヒヤシンスS同着2着のシゲルソウサイ、4番人気は今回と同舞台で4馬身差圧勝したカラフルデイズが推されていました。
レースでは、クィーンオブライフがハナを切ります。アイアムアクトレスとシゲルソウサイが好位、カラフルデイズと5番人気・セイカプリコーンが中位、シルクシュナイダーは後方からの競馬をしていました。
直線入り口で、アイアムアクトレスが早めに先頭に立ちます。外からシゲルソウサイが並びかけてきます。更に後ろからスノードラゴンとセイカプリコーンが伸びてはきますが差があり、前の2頭による争いになります。内のアイアムアクトレスに外からシゲルソウサイが差を詰めてきますが、アイアムアクトレスがクビ差振り切って1着でゴールイン。シルクシュナイダーは8着と惨敗。
勝ったアイアムアクトレスは、栗東・長浜博之厩舎の牝馬。父がアグネスタキオン、母が短距離戦線で活躍したアイアムザウィナーという血統。全姉には昨年の阪神牝馬Sの勝ち馬・アイアムカミノマゴがいます。新馬戦では後の桜花賞馬・マルセリーナの2着と芝で期待されましたが、2戦目で勝てず、ダートで連勝。フィリーズレビューに挑みますが11着と惨敗。クラシックは断念し、ここを照準に調整され、牡馬相手に完勝しました。牝馬によるこのレース勝利は、一昨年のラヴェリータ以来2頭目です。
着順 | 馬番 | 馬名 | タイム | 騎手 | 人気 |
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1着 | [10] | フレールジャック | 1.48.7 | 岩田 | (1) |
2着 | [8] | ジョウノアラミス | 2 | 福永 | (5) |
3着 | [6] | ノヴァグロリア | クビ | 佐藤 | (10) |
4着 | [9] | フレンチボウ | 1 | 和田 | (3) |
5着 | [5] | スズカファルコン | 1 1/4 | 国分優 | (9) |
既走馬相手に鮮烈なデビュー戦を飾ったフレールジャックが圧倒的な1番人気に推されました。2番人気には1200mから一気に距離を延ばしてきたタイキガラハッド、3番人気はオークスを除外されたフレンチボウ、4番人気に忘れな草賞3着のオースミマイカが推されました。その他、当POGからオンリーザブレイヴとノヴァグロリアが出走。
レースでは、7番人気のカリスマミッキーが少し後続を離す逃げを打ちます。フレールジャックは今回は早め2番手。それからまた少し離れて、オンリーザブレイヴ、タイキガラハッド、オースミマイカ、ノヴァグロリアが続きます。ジョウノアラミス、フレンチボウは後方からの競馬。
直線粘るカリスマミッキーをフレールジャックが楽な感じで捉えます。その後ろからジョウノアラミス、ノヴァグロリア、フレンチボウらが伸びてきますが、前との差はなかなか詰まらず、先に抜け出したフレールジャックが2馬身差つけて圧勝。不良馬場ながら、なかなかのタイムでした。タイキガラハッドは大差最下位惨敗。
勝ったフレールジャックは、栗東・友道康夫厩舎の牡馬。父がディープインパクト、母がハルーワソングという血統。3代母はアメリカの名牝・グローリアスソングで、近親にはシングスピール、ラーイ、ダノンシャンティ、ダノンバラードなど活躍馬が多数いる良牝系の馬。
前走の未勝利戦を注目レースにするつもりだったのですが、当日昼入りした為写真を撮れなかったことを超後悔していたこともあり、掲載はしませんでした。今回撮影できて本当に良かったです。ディープインパクト産駒は色々見てきましたが、この馬が一番父に似ている感じがします。秋が非常に楽しみですね。